ウェブデザイナー年収

Webデザイナーで年収1,000万円は可能?
収入アップにつながる5つのスキルを紹介

  • Webデザイナーの年収はどれくらい?
  • Webデザイナーで年収1,000万円は実現可能?
  • 収入アップのために身につけるべきスキルは?

こんな疑問や悩みを解決できる記事となっています。

Webデザイナーへのキャリアチェンジを視野に入れる中で、どれくらい収入を得られるかは気になるところでしょう。結論からいうと、Webデザイナーには年収が400万円に届かない人から、1,000万円を稼ぐ人まで差が大きいのが実態です。

そこでこの記事では、Webデザイナーの年収相場や1,000万円稼ぐための具体的な方法まで解説しています。自分がWebデザイナーに転向した後、どのように行動すれば収入を高められるのか理解できる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

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【やめとけ?】Webデザイナーの平均年収は509万円!現状を解説

Webデザイナーの現状

厚生労働省のデータによると、令和5年度のWebデザイナーの平均年収は509.3万円とされています。一方、大手転職サイトの平均年収のデータでは、以下のように厚生労働省のデータと比べて、差が見られます。

ここではそれぞれの特徴について詳しく解説します。

このことから、勤務先や働き方によって年収にばらつきがあることがわかります。年収400万円未満で働く人も一定数おり「Webデザイナーはやめておけ」といった声があるのも事実です。

こちらでは、働き方別に現状を紹介していきます。

1. 会社員のWebデザイナーの現状

制作会社間の価格競争は激しく、受注単価が低くなりやすいことを背景として、会社員のWebデザイナーの給与は上がりづらい傾向にあります。

加えて、デザインの価値は「使いやすさ」や「視認性」など定量化しにくい要素が中心で、売上や利益への貢献度を明確にしづらい点も評価の壁となります。結果として、営業職やマーケターと比べて年収が伸びづらいのが現状です。

2. フリーランスのWebデザイナーの現状

フリーランスのWebデザイナーは会社員と異なり、給与制ではないため、際限なく収入を伸ばせます。受注する案件の量を増やしたり、独自の付加価値をアピールしたりして売上を上げることで、高収入を目指せるでしょう。一方で、安定性に欠ける面がある点には注意です。年収1,000万円を超える人もいますが、軌道に乗るまでは200万円未満にとどまる人も少なくありません。

とくに未経験からの独立は難しく、実績がない段階では案件の獲得自体が困難です。また、Webデザインのスキルだけでは市場で埋もれやすいため、付加価値のあるスキルを掛け合わせ、差別化を図る戦略が求められます。

収入を大きく伸ばしたい人にとってフリーランスは魅力的な選択肢ですが、実績と継続的な努力が求められるシビアな働き方です。

Webデザイナーで年収1,000万円は実現できる?3つの方法を紹介

年収1,000万円を実現させる3つの方法

Webデザイナーで年収1,000万円を目指すのは難しいものの、決して不可能ではありません。ここでは年収1,000万円を実現する3つの方法を紹介します。

  1. フリーランスのWebデザイナーになる
  2. 副業を始める
  3. ディレクションや専門業務を巻き取る

それぞれの方法について詳しくみていきましょう。

1. フリーランスのWebデザイナーになる

年収1,000万円を目指すなら、フリーランスへの転向は有力な選択肢です。会社員では、どれだけ努力しても昇給に限界がありますが、フリーランスは成果がそのまま報酬に反映されるため、高収入を狙いやすくなります。

たとえばWebサービスに大きな予算を投じる企業と契約できれば、年収1,000万円は達成可能です。また、デザイン業務以外にも教材やコーチングなどデザインを掛け合わせた仕事をすることで、大きく収入を伸ばせる可能性があります。

2. 副業を始める

年収1,000万円を目指すなら副業もおすすめです。本業に加えて副業で月20万円ほど稼ぐ人もおり、年間で200万円以上の上乗せもできます。

特にWebデザインは在宅で完結しやすく、副業として取り組みやすい分野です。またライターやグラフィックデザイナーなど、Webデザインと相性の良い副業に取り組み、対応できる分野を広げていくのもよいでしょう。

副業を通じて案件対応の経験を積めば、将来的にフリーランスへ移行する際にもスムーズです。

3. ディレクションや専門業務を巻き取る

自分がデザインの作業を進める以外にも、Webデザイナーの活躍の場は存在します。年収を高めたいなら、上流工程や専門性の高い職種へのキャリアアップを視野に入れるのもおすすめです。ここではWebデザイナーの経験が生かされやすい、3種類の代表的な働き方を紹介します。

①Webディレクター

Webディレクターは、クライアント対応から企画提案、ディレクションまでを担う職種です。Web制作の全工程に関与するため責任範囲が広くなりますが、その分、収入アップにつながりやすくなります。

現場経験を活かして的確な指示を出せるため、Webデザイナーからのキャリアアップとしても有効です。Webデザインのスキルはもちろん、マネジメント能力なども求められます。

年収相場
551.4万円
出典:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/327

②UI/UXデザイナー

UI/UXデザイナーは、ユーザー視点で使いやすさや体験価値を設計する専門職です。単なるビジュアルの美しさだけでなく、ユーザー行動の分析に基づいて構造や導線を設計・改善していくため、デザイナーとして、より高度なスキルが求められます。

クライアントから成果を求められる立場のため責任は大きくなりますが、その分Webデザイナーに比べて収入が高くなる傾向にあります。デザインスキルがある程度身についたら、UI/UXの学習を始めてみるのもおすすめです。

年収相場
557.6万円
出典:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/552

③フロントエンドエンジニア

Webデザイナーからフロントエンドエンジニアへの転向は、収入アップを狙える有力な選択肢です。HTML/CSS、JavaScriptなどの言語を使ってWebサイトの見た目や動きを構築するこの職種は、技術力の高さがそのまま単価に反映されやすい面があります。

特にデザイナー出身のエンジニアは、レイアウトや配色などの意図を正確に再現できるため、キャリアパスとしては理想的です。

年収相場
559.3万円
出典:https://jp.indeed.com/career/salaries

Webデザイナーが大幅に年収アップを実現する3ステップ

年収を上げる3つのステップ

Webデザイナーとして収入を高めていくには、段階的にステップを踏みながらスキルと実績を積み上げていくことが重要です。おすすめの流れは、以下の3ステップです。

  1. 企業に勤めながら実力をつける
  2. 副業として個人で活動を始める
  3. フリーランスとして独立する

ここではステップ別に、どのように行動すべきかを詳しく紹介します。

1. 企業に勤めながら実力をつける

いきなりフリーランスを目指すのはリスクが高いため、まずは制作会社で経験を積むのが堅実です。

制作会社では、クライアント対応や案件管理を数多く経験できるため、フリーランスとして活動する上での基礎力を養えます。さらに、コーディングやマーケティングなど周辺にあるスキルも並行して習得すれば、請け負える案件の幅も広げられるでしょう。

ただし未経験者にとっては、制作会社への転職自体が高いハードルになることもあります。基本的に制作会社の求人はある程度実務経験が求められることが多いためです。

未経験から転職するためには、スキルを身につけた上で、適切な転職活動戦略を練る必要があります。スキルを身につける際は、社会人でも受講しやすいデザインスクール「デザスタ」の利用がおすすめです。

2. 副業として個人で活動を始める

転職先でWebデザインの仕事に慣れてきたら、副業を始めるのがおすすめです。「ココナラ」や「クラウドワークス」などのクラウドソーシングを活用し、小規模な案件から挑戦して、個人で仕事を請け負う感覚を養いましょう。

いきなり独立するのではなく、副業から始めることで個人での仕事がうまくいかなくても生活に困るリスクを大きく減らせます。

副業は本業との両立が前提となるため、時間管理や自己管理の力が自然と鍛えられます。また実際のクライアントワークを通じて、単価交渉や納期対応、コミュニケーションスキルも実践的に学べます。

ただし、副業を始める前には必ず就業規則を確認してください。副業が禁止されていたり、許可制になっていて、ルールが細かく定められているケースもあるため、会社の方針を事前に把握しておくことが大切です。

3. フリーランスとして独立する

フリーランスとして独立すれば、年収アップの可能性は広がります。ただし安定した収入を得るためには、継続的に案件を受注できる仕組みづくりが不可欠です。フリーランスとして高収入を目指す際におすすめの仕事の獲得方法は、以下のとおりです。

  • フリーランスエージェントの利用
  • 会社員時代の人脈の活用
  • 企業への直営業

すべて、企業での実務経験を活かして、条件の良い案件を安定して受注することを目指しましょう。SNS等で実績を配信して、自分の実力をアピールする工夫もおすすめです。とくに、直営業での受注は手数料等が発生しないため、収入を大きく伸ばしやすいです。自分で単価交渉や追加提案も行えるため、年収1,000万円を目指すなら、積極的に挑戦していきましょう。

年収アップのためにWebデザイナーが身に付けたい5つのスキル

Webデザイナーが身に付けたい5つのスキル

Webデザイナーが年収を高めていくうえでは、スキルの幅を広げることが効果的です。具体的には、以下の5種類のスキルの習得がおすすめです。

  • UI/UX設計
  • コーディング
  • グラフィックデザイン
  • Webマーケティング
  • マネジメントスキル

ここでは、これらのスキルがどのようなものかについて解説します。

1. UI/UX設計

UI/UXスキルとは、視覚的な美しさだけではなく、ユーザーが目的をスムーズに達成できる導線を設計する技術です。単なる見た目のデザインにとどまらず、使いやすさや体験の質まで考慮した設計が求められます。

  • UI(ユーザーインターフェース):ユーザーが実際に操作する画面やボタンなどの要素設計
  • UX(ユーザーエクスペリエンス):サービス全体を通じて得られる体験の質や満足度

これらの観点を意識してサイトを設計できるデザイナーは、成果に直結する提案が可能となり、クライアントからの信頼も得やすくなります。

2. コーディング

コーディングとは、HTMLやCSSなどの言語を使って、デザインデータをWebサイトとして実装する作業を指します。デザインとコーディングの両方を担当できるWebデザイナーは希少性が高く、社内の評価も得やすい傾向です。

またフリーランスとして活動する場合、デザインとコーディングを一括で請け負えると受注単価が上がり、30万円以上の案件を狙えるようになります。

なおコーディングがどのような仕事かや、求められるスキルについては、以下の記事で詳しく解説しています。

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【現役コーダーが解説】コーディングとは?必要なスキルやプログラミングとの違いの画像

【現役コーダーが解説】コーディングとは?必要なスキルやプログラミングとの違い

コーディングって何?プログラミングとはどう違うの?どんなスキルが必要で、どんな仕事に活かせるの?この記事では、コーディングの基本から必要なスキル、学習ステップまでをわかりやすく解説!初心者が知りたいHTMLやCSS、JavaScriptの具体例も紹介しています。これを読めば、コーディングの世界への一歩が踏み出せるはず。Webデザイナーやプログラマーを目指す方、興味がある方はぜひチェックしてみてください!

3. グラフィックデザイン

Webデザイナーが収入を伸ばすには、グラフィックデザインのスキルを磨くことが効果的です。広告やポスター、ロゴなどに活用されるグラフィックデザインの分野は、視覚的な訴求力を高めるうえで大きな武器になります。

レイアウトや配色の基礎が洗練され、表現の幅が広がることで、Webデザインにも一層の説得力が生まれます。視覚表現に深みが加わることで、クライアントからの信頼にもつながりやすくなるでしょう。

Webとグラフィックの両方を担えるデザイナーは、ブランド全体の設計にも関われる存在として重宝され、高単価案件の受注につながる可能性も高まります。

4. Webマーケティング

Webマーケティングの習得は、年収アップを目指すうえで効果的です。

見た目の良いサイトを作るだけでは、顧客満足につながらない場合もあります。その点、ユーザー行動を分析し、マーケティングの視点を取り入れて設計できるWebデザイナーは、集客や売上などビジネスの成果に直結する提案が可能です。

こうした価値を提供できる人材は、クライアントから信頼されやすく、高単価の案件を任される機会も増えるでしょう。

5. マネジメントスキル

マネジメントスキルを備えたWebデザイナーは、上流工程を担う人材として重宝されやすいです。制作全体を俯瞰し、品質向上や課題解決に導く力は、Webディレクターのような上位職へのステップアップ、収入アップへとつながります。

Webデザイナーにキャリアチェンジしたばかりの頃は、自分のことだけで精一杯かもしれません。しかし、段階的にマネジメントを学び視野を広げていくことで、キャリアアップの可能性を広げられるでしょう。

まとめ

この記事では、Webデザイナーとして年収1,000万円を目指すための現状や戦略について解説しました。主なポイントは以下のとおりです。

 ポイント

  • 会社員のWebデザイナーの年収は、おおよそ380〜500万円が相場
  • フリーランスは高収入を得られる可能性がある一方、格差も大きい
  • 年収1,000万円を目指すには、働き方の工夫が欠かせない
  • まずは会社員としてスキルを磨き、フリーランスに挑戦するのが現実的なステップ
  • 年収を伸ばすには、スキルの幅を広げる努力が重要

Webデザイナーは年収の差が激しく「やめておけ」といった声もあるのが実情です。しかし、地道にスキルを積み上げ、副業や独立を視野に入れて行動を重ねていけば、高収入を実現できるチャンスは十分にあります。

本記事を読み「Webデザインに挑戦してみたい」と思えるなら、まずは基礎を学ぶところから始めてみてはいかがでしょうか。当メディアでは、Webデザイナーを目指す人に向けて、学習ロードマップも公開しているので、参考にしてみてください。

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【現役Webデザイナー執筆】未経験からWebデザイナーへ!おすすめの勉強方法を解説の画像

【現役Webデザイナー執筆】未経験からWebデザイナーへ!おすすめの勉強方法を解説

この記事はWebデザイナーになるための勉強方法と成長ロードマップを解説しています。Webデザインの基礎知識、必要な機材やツール、学習方法の選択肢を紹介し、具体的な成長ステップを示しています。基礎を学び、デザインツールの使い方を習得し、トレースやオリジナル作品の制作を経て、実案件に挑戦するまでの道筋が説明されています。また、デザインの4原則や配色、タイポグラフィなどの重要性も強調されており、初心者がWebデザイナーとしてキャリアを始める上で役立つ情報が網羅されています。

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