職業訓練校とは?Webデザインスクールとの違い

職業訓練校とは?
Webデザインスクールとの違いやメリット・デメリット を徹底解説!

  • 職業訓練校ってなに?
  • 職業訓練校は誰でも入れる?
  • Webデザインスクールとはどう違うの?

以上の悩みが解決できる内容になっています。

Webデザインを学ぼうとするとき、スクールに通いたいが高い講義料がネックになって決断できない、という方も多いのではないでしょうか。そんな中で検討したい選択肢が、職業訓練校です。

この記事では、職業訓練校とはどんな制度なのか、Webデザインスクールとの違いを詳しく解説します。さらに、職業訓練校を利用するメリットやデメリットも詳しく解説していきます。職業訓練校でのスキル取得を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

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Webデザイナーになれる?職業訓練校とは

職業訓練校って何?

職業訓練校は、失業者に向けて技術や知識を付けるための支援をする機関です。ハローワークで申請が可能で、原則無料で受講できます。

職業訓練校は、以下の2種類に分けられます。

  • 公共職業訓練
  • 求職者支援訓練
公共職業訓練求職者支援訓練
対象者・離職者向け:失業保険受給者
・在職者向け:就業している人
・学卒者向け:中学校や高等学校を卒業した人
・障碍者向け:障害認定を受けている人
公共職業訓練のいずれにも当てはまらない、失業保険を受給していない人
(フリーターやフリーランス)
料金離職者向け:無料(テキスト代を除く)
在職者・学卒者向け:有料
障害者向け:無料
無料(テキスト代を除く)
受講期間離職者向け:3ヶ月~2年
在職者向け:5日以内
学卒者向け:1~2年
障碍者向け:1ヶ月~6ヶ月(自治体により異なる)
2~6ヶ月

職業訓練を受ける場合は、自分がどの種類に該当するのか確認したうえで応募しましょう。

また、職業訓練校のWebデザイン講義は非常に人気の講義です。倍率が高く、入学テストを行う講座もあるため注意しましょう。

入学テストは筆記試験か面接、またはその両方が課せられます。不合格だった場合は、民間のWebデザインスクールへの入校や、独学を視野に入れましょう。

職業訓練校でWebデザインを学ぶ5つのメリット 

職業訓練校で学ぶ5つのメリット

職業訓練校でWebデザインを学ぶメリットは以下の5点です。

  1. 学費がかからない
  2. 就活支援を受けられる
  3. 失業保険が受給できる
  4. Webデザインの知識を網羅的に学べる
  5. 学割を利用してWebデザインのツールが使える

順に紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. 学費がかからない

働きながら受けようとしていたり、学卒者でない限りは学費がかかりません。ただし、Webデザイナー部門に関しては、1万円程度の教材費が必要になります。

しかし、専門学校やスクールに通うよりは圧倒的に安い点は魅力です。、やる気さえあれば簡単に受講できる点は、Webデザインを学ぶにあたって金銭面がハードルになっている方にとっては大きなメリットといえます。

さらに、職業訓練校には通所手当という制度があります。職業訓練校に通うための交通費が支給される制度です。交通費も含めて費用を極限まで抑えられる点は職業訓練校の最大の利点といえます。

2. 就活支援が受けられる

就活支援が受けられる点も職業訓練校のメリットの1つです。

職業訓練校は、自治体のハローワークを通して受講する必要があります。ハローワークはWebデザイナーを目指して職業訓練を受けている人を把握しているので、Webデザイナーの求人が出れば優先的に紹介してもらえるでしょう。

ハローワーク経由で応募した企業は、応募者が職業訓練校で学習してきたことを把握しているため、有利に選考を進めやすいです。

また、企業が求める実力と実際のスキルレベルのミスマッチも起きにくくなるため、転職後も働きやすい環境に転職できる可能性が高いといえるでしょう。

職業訓練と合わせて学びたい人や、自力でデザイン系の就職を目指したい人は以下の記事も参考にしてみてくださいね。

3. 失業保険が受給できる

失業保険が受給できる点も、職業訓練校でWebデザインを学ぶメリットです。

職業訓練校は失業して、新たな職に就くべく技術を身に着けるための制度です。そのため、失業保険を受給しながら学べます。

また、職業訓練校に入校すると、失業保険受給の期間や開始時期が通常と異なるスケジュールになります。自己都合による退職の場合、失業保険を受給するまでの期間は最短3ヶ月ですが、職業訓練校を受講すればその期間を待たずに受給できます。

また、通常は失業保険の受給期間は3ヶ月ですが、職業訓練校に通っている間は延長されるのも嬉しいポイントです。公共職業訓練の場合、受給するための面談も免除されるのも大きな利点です。失業中の金銭面に不安がある方にとっては非常に嬉しい制度なので、必要な場合は利用を検討してみてもよいでしょう。

4. Webデザインの知識を網羅的に学べる

職業訓練校では、Webデザインの知識を網羅的に学べます。

自治体にもよりますが、Webデザインに関する講義は、以下のように非常に幅広く開講されています。

  • デザインの基礎知識
  • デザインツールの使い方
  • Webdサイト制作
  • プログラミング言語

網羅的に知識を身に付けられるので、Webデザインを全く学んだことがない人でも、安心して受講できます。そのため、まずは一通りWebデザインについて学んでみたいという方に非常におすすめです。

5.学割を利用してWebデザインのツールが使える

職業訓練校は学割が利用できます。

Adobeをはじめとしたデザインツールには学割価格があるため、職業訓練校で学んでいると、非常にお得に利用可能です。Adobeのコンプリートセットの場合、通常月額7,780円のプランが初年度2,280円で利用できます。Webデザイナーに必須のツールとも言われるPhotoshopやillustratorgaお得に使えるのは、非常に魅力的ですよね。

その他のデザインツールについて知りたい方は、下記の記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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【2025年最新】Webデザインツール10選!現役デザイナーが特徴を解説の画像

【2025年最新】Webデザインツール10選!現役デザイナーが特徴を解説

この記事では、2024年のWebデザインツール10選とその特徴を解説しています。ツール選びのポイントは、料金(無料または有料)、機能性、口コミやシェア率です。おすすめのツールには、PhotoshopやIllustrator、Canva、Figmaなどがあり、それぞれの強みや使いどころも紹介しています。似たツール同士の違いも比較しており、Adobe XDとFigma、Photoshop・IllustratorとCanvaの違いが詳しく解説されています。自分に合ったツールを選ぶための参考にしてください。

職業訓練校でWebデザインを学ぶのはやめとけ?3つのデメリット 

職業訓練校で学ぶ際の注意点

職業訓練校はやめとけと言われて、入校を迷っている方もいるのでしょうか。確かに、職業訓練校には、以下のようなデメリットが存在します。

  1. 週5日通学しなくてはならない
  2. 習得できるのは基礎的なスキルのみ
  3. 確実に受講できるわけではない

ここでは、職業訓練校でWebデザインを学ぶのはやめとけと言われる3つのデメリットを紹介します。

1. 週5日通学しなくてはならない

職業訓練校に入ると、週5日通学しなくてはいけません。

スクールや独学で学習するより拘束時間が長く、遅刻や欠席は基本的に認められません。小さな子どもがいたり、介護をしなければならない場合、両立は難しいでしょう。自分の時間が確保しづらくなるので、自身の生活スタイルと相談して決めてくださいね。

週5で通学するのが難しい人や、最短でスキルを身に付けたい人は、Webデザインスクールに通うのがおすすめです。

2. 取得できるのは基礎的なスキルのみ

職業訓練で取得できるのが基礎的なスキルのみな点にも注意しましょう。

週5日、半年ほど通って学べるスキルは基礎的なもので、他のデザイナーとの差別化につながるような応用的なスキルは学べません。そのため、職業訓練校で身につけたスキルを実務で活かせないケースがある点には注意しましょう。

また、職業訓練校は、実際に実績を積んでいく段階に関してはサポートの範囲外です。そのため、せっかく知識を身に着けても実績を得られずに諦めてしまう人もいます。履歴書や職務経歴書などの就職サポートはしてもらえるので、利用しつつ、実践的なスキルは他で学ぶ必要があります。

3. 確実に受講できるわけではない

職業訓練校の講義は確実に受講できるとは限らない点にも留意しましょう。

Webデザインを学べる講座はどの自治体でも人気で、場所によっては入学テストを設けているところもあります。入学テストは主に以下の2つの項目によって判断されます。

  • 筆記テスト
  • 面接

自治体によっては、1種類のみの場合もあるため、事前によく確認しましょう。Webデザインを学びたいからと言って、申込みをして確実に受講できるわけではありません。テストの対策や、受講できなかった場合の策を考えておきましょう。

【徹底比較】職業訓練校とWebデザインスクールどっちがいい?

卒業訓練校とスクールどっちが良い?

Webデザインを学ぶうえで職業訓練校とWebデザインスクールどちらにするか迷う人は多いのではないでしょうか。

職業訓練校とWebデザインスクールはそれぞれに良いところ、悪いところがあります。特徴は以下のとおりです。

職業訓練校Webデザインスクール
受講スタイル通学
オンライン(一部講座)
通学
オンライン
期間半年~2年3カ月~
(スクールによって異なる)
費用基本無料(教材費を除く)10~80万円
受講対象失業した人が基本制限なし
受講人数20~30人1人~10人程度(スクールにより異なる)
就職サポートありあり
副業・フリーランス向けサポートなしあり

職業訓練校とWebデザインスクールのどちらがいいのかは人によって異なります。

なるべく安くデザイン系の職業に就きたい人や、失業中の人は職業訓練校がおすすめです。反対に、短い時間で実践的なスキルを学びたい人や、フリーランスを目指したい人はWebデザインスクールがおすすめです。

どの要素を重要視するかによっておすすめは大きく変わります。自分にとって大事な要素はどこなのか、反対にどの要素があると苦痛に感じるのかで判断しましょう。

職業訓練校よりWebデザインスクールがおすすめな人の特徴3選

スクールで学ぶのが向いている人の特徴

「自分にはどちらが向いているのかわからない」という方のために、こちらではより具体的に職業訓練校ではなく、Webデザインスクールがおすすめな人の特徴を紹介します。

  1. 効率よくスキルを身に付けたい人
  2. 自分のペースで学習したい人
  3. フリーランスとして活躍したい人

ここで紹介する特徴に当てはまる人は、コストをかけてもWebデザインスクールで学んだ方が理想のキャリアを実現できる可能性が高いといえるでしょう。最後まで読んで、ぜひ参考にしてくださいね。

1. 効率よくスキルを身に付けたい人

職業訓練校とWebデザインスクールの大きな違いの1つに、受講期間があります。職業訓練校は6カ月、Webデザインスクールは3ヶ月前後のところがほとんどです。

職業訓練校で半年かけて学ぶカリキュラムを、Webデザインスクールでは3ヶ月程度で学びます。

さらに、職業訓練校は週5日に対して、Webデザインスクールは週1,2日が多く、時間的拘束が少ないです。Webデザインスクールは、より実践的なスキルにフォーカスして教えているため、短い時間でも実務で役立つ力が身につきます。

時間効率を重視して、より実践的なスキルのカリキュラムに時間をかけて学びたい方には、Webデザインスクールがおすすめです。

2. 自分のペースで学習したい人

自分のペースで学習したい人も、Webデザインスクールがおすすめです。

Webデザインスクールは少人数制のところが多く、グループの理解度に合わせて講義をしてもらえます。対して、職業訓練校では20〜30人と大人数で講義を受けます。カリキュラムも事前に決まっているため、個別の要望を通すのは困難です。

Webデザインスクールであれば、ある程度融通を効かせられるので、自分に合った講義を受けたい人におすすめです。

3. フリーランスとして活躍したい人

職業訓練校は就職活動を行う人向けの制度です。そのため、以下のような人は職業訓練校に入校できない可能性があります。

  • フリーランスとして活動したい
  • 副業としてWebデザインを学びたい

Webデザインスクールであれば、実践的なスキルを身に着けられるので、キャリア選択の自由度は非常に高いです。また、フリーランスとしての案件案件獲得などにおいてもサポートしてくれるところも珍しくありません。案件紹介や、営業やセルフプロデュースの講義がカリキュラムに組みこまれている場合があるので、興味がある方は調べてみましょう。

そのため、フリーランスとして活躍したい人は職業訓練校ではなくWebデザインスクールを検討するのをおすすめします。

【まとめ】手厚いサポートならWebデザインスクールがおすすめ!

今回は、職業訓練校について紹介しました。内容をまとめていきましょう。

 ポイント

  • 職業訓練校とは、失業者に向けた医術や知識を学ぶための機関
  • 大きな費用をかけずに受講でき、半年をかけてWebデザインが学べる
  • 週5日で通学しなければならないなど、デメリットとなるものもあるので注意が必要
  • 職業訓練校ではなく、Webデザインスクールの方が向いている人もいるので見極めが重要

職業訓練校とは、失業者に向けて技術や知識をつけるための機関です。教材費はかかりますが、無料で受講が可能で、基礎知識を半年程度で学べます。

しかし、週5日通学しなければならないなどのデメリットがあり、よく比較されるWebデザインスクールとは一長一短です。そのため、自分に合っているのはどれかしっかり見極めて決めてくださいね。

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  • デザイン学習のモチベーションが保てない
  • どうしてもツールが使いこなせない
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