- 生成AIが流行ってるけどどうやって使えばいいの?
- 生成AIっていっぱいあるけど、何が使いやすいか分からない
- プロンプトのコツが知りたい
こんな悩みを解決できる記事になっています!
生成AIはうまく活用できるとデザイン業務において非常に便利ですが、使いこなすのが難しいと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではデザインに役立つ主要な生成AIツールを紹介し、活用方法やプロンプトのコツについても詳しく解説します。
この記事で生成AIについて理解を深めると、デザイン業務に取り入れられるので、作業の効率を大幅にアップできます。
デザインに生成AIを取り入れたい人にとって、とても有益な内容になっているのでぜひ最後までお読みください。
目次
生成AIツールとは?
生成AIは、AI(人工知能)を活用して新しいデザインや画像を生成する技術です。生成AIツールは、ユーザーが入力した指示やデータに基づいて、テキストや画像、音楽などのクリエイティブコンテンツを自動的に作成します。
デザイン業界においては、プロのデザイナーやクリエイティブチームが生成AIツールを活用して、アイデアのスケッチやプロトタイプの作成、最終的なデザインの微調整など、多くの作業を効率化しています。
これから生成AIが活躍できる場面は増えていくと考えられるので、今のうちに使いこなせるようになっておくことは非常に重要です。
生成AIツールのデザイン業務における活用法を解説
生成AIツールを最大限に活用するためには、単にツールを使用するだけでなく、戦略的にデザインに取り入れることが重要です。こちらでは活用方法を解説します。
1. アイデア出しの支援
生成AIツールは、アイデア出しの初期段階で非常に便利です。
例えば、DALL-E 2やMidJourneyを使用すると、頭の中にある抽象的なアイデアを簡単に視覚化できます。
自分にはなかった新しい視点を取り入れることで、幅広いアイデアを生み出せます。
2. 時間の節約
従来のデザインプロセスでは、アイデアのスケッチやプロトタイプの作成に多くの時間がかかっていましたが、生成AIツールを使用すると、これらの作業を迅速に行えます。
Adobe Fireflyなどの生成AIツールを使えば、複雑な背景やエフェクトを一瞬で生成してくれるため、デザイナーはよりクリエイティブな部分に集中できます。
生成AIの注意点を解説
生成AIを活用する際には著作権や商標権に細心の注意を払いましょう。
生成AIでコンテンツを作成する際には、参考にするため学習データが使われます。学習データによっては既存のデザインに似たものが出力されることがあるので、既存デザインの著作権者から指摘を受けるケースがあります。
また、Adobeで使用できる生成AIデザインツールは商用利用可能です。しかし、他の生成AIデザインツールの中には有料版のみ商用利用できるものもあるので、きちんと利用規約を確認してから使用しましょう。
【厳選】デザインに使える生成AIツール5選
現在、市場には多くの生成AIツールが登場しています。ここでは、現役デザイナーが実際に使用してみた感想をもとに、おすすめの生成AIツールを5つご紹介します。
1. DALL-E 3
DALL-E 3は、OpenAIによって開発された画像生成AIツールです。テキストプロンプトを入力することで、驚くほどリアルな画像を生成できます。アーティストやデザイナーが特定のビジュアルスタイルを探す際や、アイデアのビジュアル化に役立ちます。
DALL-E 3は無料でも使用可能ですが、商用利用するにはChatGPT Plus(月額20ドル)の加入が必要です。
またDALL-E 3は、具体的な詳細を記述し「夕焼けの空を背景にした海辺の都市」など、細かいディテールを含めると、期待に沿った画像が生成されやすいです。
(引用元:https://openai.com/index/dall-e-3/)
さらに、「油絵風」などスタイルを指定することで、より目的に合ったビジュアルを生成できます。
(引用元:https://openai.com/index/dall-e-3/)
2. MidJourney
(引用元:https://www.midjourney.com/home)
MidJourneyは、独自のアプローチでアートやデザインを生成するAIツールです。
ビジュアルアートに特化しており、アーティストやデザイナーが抽象的なコンセプトを視覚化するのに適しています。
また、複数の写真の合成や関数を用いて生成画像のアスペクト比を変更することも可能です。プロンプトの入力は英語のみとなりますが、英語での指示ができなくても他のAIツールで翻訳を行えば問題なく使用できます。
現在無料版は廃止されており、月額10ドルのプランから生成枚数の制限やスピードによって4段階に分けられてます。商用利用はいずれも可能です。
3. Adobe Firefly
Adobe Fireflyは、Adobeが提供する生成AIツールで日本語での指示が可能です。
Adobe Stock内の画像を元に生成されるため、出力した画像もビジネス向けのビジュアルを生成するのが得意です。
また、Adobe Creative Cloudとの統合が進んでおり、PhotoshopやIllustratorなどの既存のツールと連携して使えるのが大きな強みです。
DALL-E 3で使用したプロンプトと同じものを入力しましたが、よりリアルな情景が描写されやすかったです。
また、「油絵風」の指示にもしっかり反映してくれている印象でした。
(引用元:https://www.adobe.com/jp/products/firefly.html)
4. CanvaのAIデザインツール
Canvaは、初心者からプロのデザイナーまで幅広く利用されているデザインツールです。
最近ではAIを活用した新しいデザイン機能が追加され、より簡単にプロフェッショナルなデザインを作成できるようになっています。
無料プランでもCanva AIを利用できるので、初心者にも取り入れやすいツールです。
また、CanvaAIは映画的やアニメ風などプロンプトを指示してからスタイルを変更できます。
さまざまなタッチで出力できるので、デザインのバリエーションを広げるのに役に立つでしょう。
(引用元:https://www.canva.com/)
(引用元:https://www.canva.com/)
5. MyEdit
MyEditは背景やオブジェクトの削除、画像の拡張、解像度の向上、ノイズ除去などの機能が搭載されており、出力枚数によって無料プランから有料プランまであります。
生成AIで画像を生成するだけでなく、AI ビジネス写真・AI 着せ替え・AI アバター・AI 画質向上などの機能を、既にある画像に対しても使えます。
風景のクオリティが高いので、そのままデザインに活用できそうですね。
(引用元:https://myedit.online/jp/)
【押さえておきたい】生成AIプロンプトのコツ
プロンプトとは、AIに対する指示や要求のことを指します。生成AIツールを使いこなし、望む結果を得るためにためには、効果的なプロンプトを作成するスキルが求められます。以下に、プロンプト作成のコツをいくつか紹介します。
1. 具体的な指示を与える
生成AIは入力された情報に基づいて結果を生成するため、プロンプトが具体的であればあるほど、精度の高い出力が得られます。
例えば、画像生成AIでは「猫の絵」よりも「白い毛で青い目を持ち、窓辺で日差しを浴びている猫の絵」というように、詳細な条件を含めると良い結果が得やすくなります。
最初から完璧なプロンプトを作成するのは難しいため、複数回にわたって微調整を行うことが重要です。出力結果を見ながらプロンプトを少しずつ改善していくと、より良い結果が得られます。
2. スタイルやトーンを明確にする
AIは様々なスタイルを理解できるため、希望するデザインや雰囲気をプロンプトで指定することが効果的です。
例えば「現代的なミニマリストスタイル」や「ビンテージ風」など、具体的なスタイルやトーンを指定することで、想像していたテイストに近い結果が生成されやすくなります。
また、AIが適切に理解できるようにプロンプトに文脈や背景情報を追加することが重要です。
例えば「広告用に使う未来的な都市の風景」を生成したい場合、どのような媒体(例えばWebバナーやポスター)で使用するのかを指定すると、出力の方向性が明確になります。
まとめ
今回は、生成AIツールについてご説明しました。
ポイント
- 生成AIツールとは?
- 生成AIツールの活用法
- デザインに使える生成AIツール5選
- プロンプトのコツ
生成AIを活用することでデザイン業務を効率化したり、自分の欲しい画像が見つからなかった時に活用できます。
プロンプトのコツを覚えてデザインに取り入れてみましょう!