キャッチコピーを考えるコツ

【これで解決!】
印象に残るキャッチコピー作りに役立つ6つのコツ

  • キャッチコピーを考えるのが苦手
  • 印象に残るフレーズが思い浮かばない
  • デザインだけでなくコピーも提案したい

こんな悩みを解決できる記事になっています!

キャッチコピーを作る機会に直面しても、キャッチコピー作りに慣れておらず四苦八苦している人も多いのではないでしょうか。キャッチコピーを作る能力はどんなビジネスシーンにも役立ちます。

この記事で紹介する「キャッチコピーを考えるコツ」について理解を深めると、キャッチコピーもプラスして提案できるデザイナーになり、重宝されること間違いなし!

そこで、この記事では以下の内容について解説します。

  • キャッチコピーの重要性
  • 作る時のコツ
  • アイデアが浮かばない時の対処法

キャッチコピー作りに悩んでいる人にとって非常に役立つ情報になっているので、ぜひ最後までお読みください。

※この記事ではアフィリエイト広告を利用しています。

キャッチコピーとは?重要性を解説

イラスト

キャッチコピーとは、商品やサービスの魅力を一言で伝える短いフレーズのこと。個性や価値観を表現したり、魅力を訴求したりすることで、ターゲットの興味・関心を集めます。

覚えやすい言葉や印象的なフレーズは記憶に残りやすく、強力な宣伝効果をもたらすので、ビジネスの成功にはかかせない存在です。

コピーライターだけでなく、広告やマーケティングに携わっている方もビジネスに役立てられます。

誰でも作れるようになるキャッチコピーのポイントと作り方

キャッチコピーは不特定多数の人が目にするものです。良いキャッチコピーの共通点を整理し、作り方を3つのステップに分けて解説していきます。

良いキャッチコピーに共通する4つのポイント

キャッチコピーの目的は商品やサービスの魅力をターゲットに伝えることです。下記4つのポイントをおさえることで、成果につながるキャッチコピーが作れるようになります。

  1. 短くて簡潔
  2. 実物と乖離してはいけない
  3. 言葉とイメージに一貫性がある
  4. 感情に訴求する

1. 短くて簡潔

人間の記憶力には限界があるので文字数が多く、回りくどい言い回しがあると伝えたい情報が伝わりません。簡潔に短くまとめることで、一目で内容を理解でき、記憶に残りやすいキャッチコピーになります。

2. 実物と乖離してはいけない

キャッチコピーは提供する商品やサービスを言い換えたものです。なので、過度の誇張表現や虚偽の情報を使用するなど、実物と乖離した表現は絶対に使ってはいけません。

一般消費者を、誤解を与える表示をしている商品から守る目的の『不当景品類及び不当表示防止法』に違反する場合があります。違法にはならずとも、ユーザーの満足度や信頼性を低下させてしまうため、キャッチコピーを作る際には注意しましょう。

3. 言葉とイメージに一貫性がある

キャッチコピーは商品やサービス、あるいはそれを提供する会社や個人のイメージと強い関係を持ちます。一貫性の無いキャッチコピーはユーザーを困惑させ、不信感を与えてしまうため避けましょう。

ブランドの価値観や特徴を分析し、明確に反映することでユーザーにもより強く印象付けられます。

4. 感情に訴求する

マーケティングの分野では非常に有名な理論であるコトラーの購買意思決定プロセスでは、消費者の購買行動に影響を与える要因の一つに『心理的要因』を紹介しています。心理的要因とは、個人の欲求や動機、感情が大きく購買行動に影響を与えることを示します。

キャッチコピーを用いて、ユーザーの感情に訴えかけることで、消費者の欲求や衝動を刺激し、購買行動を促します。

こちらの記事ではタイトルに活用できる心理学の効果を紹介しています。一見関係ないように見える心理学ですが、ユーザーがキャッチコピーを見てどう考え行動するかを理解することはとても重要です。ぜひお読みください。

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【バズりたい人必見!】タイトルを付ける時に使える心理学5選の画像

【バズりたい人必見!】タイトルを付ける時に使える心理学5選

タイトルは投稿の顔となる要素でどんなに良い内容でもタイトル次第では読者の目に留まりません。心理学を応用したタイトルをつけると、読者の興味を惹きつけることができます。実際によく使われる心理学を活用したタイトル例も20個紹介しています。また、心理学を活用する際には注意点もあるので併せて押さえておきましょう。

キャッチコピーの作り方3ステップ

ここまで良いキャッチコピーの4つのポイントを紹介してきました。次に、キャッチコピーの作り方を3つのステップに分けて解説していきます。

  1. ターゲットを明確にする
  2. 伝えたいものを表す言葉を考え絞り込む
  3. 競合との差別化をする

1. ターゲットを明確にする

まず初めに商品やサービスの対象となるターゲット(顧客像)を具体的に決めましょう。ターゲットをより詳細に設定したものをマーケティング用語でペルソナといいます。ペルソナのニーズに適したキャッチコピーを作ることでより感情に訴求できます。

2. 伝えたいものを表す言葉を考え絞り込む

「商品やサービスを一言で表すとなんですか?」と自身に問いかけてみましょう。4つのポイントで紹介した短く簡潔な文章を作るためには伝えたいものを表す言葉をとにかく書き出すことが大切です。ここで出てきた言葉が商品やサービスのイメージ・代名詞となります。この時に、ペルソナのニーズにあった言葉を考えられると、より強く印象付けるキャッチコピーが作れます。

3.競合との差別化をする

自社の商品やサービスと似たものを提供している会社はこの世の中にたくさんあり、それを競合と呼びます。ユーザーはその中から1つを選んで購入するので競合と差別化し、自社の商品やサービスを記憶に残してもらうことがキャッチコピーに必要です。書き出した言葉をもとにブランドイメージに関連させたり、独自の強みを強調することでより魅力的なキャッチコピーになります。

【実例付き】キャッチコピーを作るときの6つのコツ

キャッチコピーを作る際はこれから紹介する6つのコツを意識して、ターゲットの心を動かすような魅力的な言葉を選ぶようにしましょう。

  1. メリットとベネフィット
  2. 無料・割引
  3. 認知的不協和
  4. 実績を推す
  5. 〇〇限定
  6. ターゲットに対して直越的に訴求

商品やサービスの特徴を捉えてターゲットに寄り添ったメッセージを発信することが、効果的なキャッチコピーを生み出す鍵です。それぞれ詳しく確認していきましょう。

1. メリットとベネフィット

メリットとベネフィットの具体例

メリットは商品やサービスの利点・長所を指し、ベネフィットはそのメリットによって得られる恩恵や利益のことを表します。

ターゲットは商品やサービスそのものではなく、それらを買うことで得られる利益や価値を求めているので、ベネフィットを訴求した方が購買意欲を高められます。

そのため、キャッチコピーにはメリットではなくターゲットの悩みを解決してくれるような魅力的なベネフィットを盛り込むようにしましょう。

  

2. 無料・割引でお得感

無料・割引でお得感の具体例

キャッチコピーに「無料」や「割引」という言葉を盛り込むことで、心理的にハードルを下げられるので、商品やサービスを試してみようという気持ちを抱かせることができます。

「期間限定」「数量限定」といった心理学のテクニックと合わせて用いるのもおすすめです。

ただし、お得感を強調しすぎて商品やサービスの価値を下げてしまわないように、使用するタイミングとバランスを考えましょう。

  

3. 認知的不協和

認知的不協和の具体例

認知的不協和とは、自分の行動と考えが一致しないと不快感や違和感を覚えることです。それを利用することで、ターゲットの興味や関心を引き出せます。

ただし、認知的不協和を活用しすぎると、ターゲットに不快感を与えてしまう可能性があるので、さりげなく使うことを心がけましょう。

  

4. 実績を推す

実績を推すの具体例

実績は信頼感・期待感をアップさせるのに有効です。実績を推すことで購入する時の不安を取り除き、安心して選んでもらえるようになります。

たくさんの人が選んでいたり、満足度が高いといったりすることは、商品やサービスの価値を裏付けられます。

また、具体的な数字で実績を提示すると説得力も増すので、購買に繋がる可能性が上がるでしょう。

  

5. ⚪︎⚪︎限定

〇〇限定の具体例

期間・数量・購入場所を限定することで、特別感や希少性を演出できます。ターゲットに特別な価値観を与え、商品やサービスへの関心を高められるでしょう。

また「今だけ」や「残り⚪︎個」などの言葉を使うと「今しか買えない」「早くしないと売り切れる」という印象が生まれます。焦らせることで購入を促す効果を発揮します。

  

6. ターゲットに対して直接的に訴求

キャッチコピーの主語にターゲットを入れることで自分事として捉えてもらえます。商品やサービスが自分に関係していると認識してもらえると、キャッチコピーがより心に刺さります。
そのため、ターゲットが明確に定まっているコピーのほうが訴求力が高くなるので、ぜひ活用しましょう。

ただし、対象外の人には刺さらないので使いどころを見極めることが必要です。

  

【もう大丈夫!】アイデアに詰まった時に使える4つの対処法

いざキャッチコピーを作ろうとしても、アイデアが浮かばず思うように作れないことは多々あります。そんな時に使える対処法を4つご紹介します。

1. 身近なキャッチコピーを観察する

身近かなキャッチコピーを観察のイラスト

普段の生活の中で目にするキャッチコピーはアイデアの宝庫です。電車やバスの中の広告やテレビCMなど身の回りにあるキャッチコピーから発想の手がかりをつかみましょう。

言葉の選び方フレーズの組み立て方に注目するとヒントを得られるかもしれません。

2. 口コミ・レビューを参考にする

口コミ・レビューを参考にするのイラスト

口コミやレビューは実際にその商品やサービスを使っている人の生の声です。ターゲットが何を求めて何に価値を感じているのかを知れて、商品の強みを発見できます。

感想や意見に耳を傾けて取り入れると、共感できるキャッチコピーを作れるでしょう。

3. 本やサイトを使って学ぶ

参考書を読むのイラスト

 キャッチコピーについて悩んだ時は参考書やまとめサイトを活用することを特にお勧めします。参考書ではプロのコピーライターの経験や知見に基づいて書かれているため、実際どのようにアイデアを生み出し、言葉を選んでいるのかを学べます。

 また、まとめサイトでは様々な企業のキャッチコピーを比較することができるので表現の仕方や言葉の言い回しなど参考になるものばかりです。

言葉に対する感性を磨き、表現力を高められるので、新たなアイデアが浮かぶかもしれません。

漫画で優しくわかるコトラー

よりユーザーの消費者行動に影響を与え、購買を促す理論を知りたい方に特におすすめです。この本ではコトラーのマーケティングの基本を漫画のストーリーを使って擬似体験しながら学べます。難しい学書などが手に取りにくい方は、まずこの本でマーケティングの基礎を身につけましょう。

逆引きキャッチコピー事典

キャッチコピーは売り上げ向上や認知拡大、ブランディング化など目的によって求められるものは異なります。この本ではキーワードから頻出コピー例などアイデアにつながるヒントを紹介しているので、「こんなコピーが欲しい、作りたい!」がすぐに見つかる一冊となっています!

コピラ

コピラは東京コピーライターズクラブ(TCC)の受賞作品に選ばれたキャッチコピーを検索できるサイトです。業種のカテゴリ、媒体など絞り込み検索もできるので目的に応じたキャッチコピーの実例を探す際にとても便利です。

(引用元:https://www.tcc.gr.jp/copira/

4. 一晩寝かせてみる

一晩寝かせてみるのイラスト

アイデアに煮詰まった時は、時間を置くのも良い方法です。一旦アイデア探しから離れてリフレッシュすることで、朝起きた時に新しいアイデアが浮かぶこともあります。

また、一晩寝かせることで、前日までのアイデアを違った視点で考え直せるので、ブラッシュアップもできます。

まとめ

今回は、キャッチコピーを考えるときのコツについてご説明しました。

ポイント

  • キャッチコピーは個性や価値観を表現し、魅力を訴求することで、ターゲットの興味・関心を集める。
  • 良いキャッチコピーに共通する4つのポイント
    • 短くて簡潔
    • 実物と乖離していない
    • 言葉とイメージに一貫性がいある
    • 感情に訴求する
  • キャッチコピーの作り方
    • ターゲットを明確にする
    • 伝えたいものを表す言葉を書き出す
    • 競合との差別化をする
  • キャッチコピーを作るときのコツ
    • メリットとベネフィット
    • 無料・割引
    • 認知的不協和
    • 実績を推す
    • 〇〇限定
    • ターゲットに対して直接的な訴求

デザインと一緒にキャッチコピーも提案できると、他のデザイナーと差別化を図れます。キャッチコピーを生み出すコツを活かして、ターゲットの心に刺さるコピーを作ってみてくださいね。

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